いや―、
感動しました。
本当に凄かったです。
この企画展示のタイトルにもなっている伊藤若冲(じゃくちゅう)という画家は特に「鶏」の絵に定評があり、毛の一枚一枚、とさかのつぶつぶまで丁寧に描かれた絵には自分も固まってしまいました。写実的なのに生命感のある絵、というのは本当に珍しいと思います。
その他にもたくさん心に残る作品があったのですが、割愛します。
とりあえず「伊藤若冲」でググってみよう。
さてそんな中、絵を見ながらぼんやりと「折り紙」へ応用できる事が何かないかなぁと考えていたのですが、その中からいくつか。
一つ目は「見せ方」について。
昨日の展示では、いくつかの屏風がガラス張り無しで展示されていました。
これは作品を貸し出したコレクターの「作品の質感をより味わいやすくしたい」という意向らしく、なかなか粋だと思いました。
普通は日焼けや埃などから作品を守るためガラスを張るものですが、よくよく考えると江戸時代にはガラスごしに作品を見る事はなかったわけです。
また、作品解説の
「(屏風に描かれた絵は)作品への光量を調節する事によって奥行き感が変化したりする」
といった記述を見て、コレは面白いと思いました。
これを見て真っ先に、川村さんの「コスモスフィア」を思い出しました。壁面に映る影が、また別の世界を作っているような…
こう思うと、折り紙で「光」を意識した作品は、無いようでわりとあるかもしれません。
小松さんのミジンコが代表例でしょうか。
また前者とは少し違いますが、前川さんの悪魔の「目」の部分や、北條さんの虎の「縞模様」は影を利用した作品の例だと思います。
ただ、これらは特定の角度、光量で初めて一つの作品として成り立つのではないでしょうか(個人的な意見なので批判もあるかと思いますが)。
光の変化によって少しずつ表情が変わっていく(キラキラした紙を使っているのではなく)…そんな折り紙作品があれば面白いなぁと思いました。
二つ目なんですが、しんどくなったのでまた今度書こうと思います。たぶん。